大学で教えない歯科経営アカデミーNo11 ドクターや医院のブランド力の強化

大学で教えない歯科経営アカデミー No11
今日は第11弾、「ドクターや医院のブランド力の強化」というお話についてです。
前回の宿題で、
「患者さんの声を集めましょう」
というお話をさせていただきました。
できてますか?
私もこれは実は苦労していまして、
きちんとお願いすれば
簡単に取れるんですけど、
なかなかそこがおっくうで・・・
私もできません。
うちの医院ではお願いすれば、
多くの患者さんははOKしてくれますので、
そういった面では、
かなり患者さんとの良い関係は、
できているつもりなんですけど
なかなか言いだしづらくて・・・・・
先日1年ぐらいかかっていた
インプラントの患者さんで
何度も仮歯がかけたりして大変だった方に
お願いしたら
即答で、「顔出しでもいいわよ」、
と言われて
びっくりすると同時に
すごく嬉しくなりました
きちんとお話しすれば、
大概OKが出るというのも
結構不思議なところかもしれません。
こういった患者さんの声は、
新規の患者さんの獲得のための
チラシあるいはウェブなどに
出していこうというのが、
前回のテーマでした。
新規の患者さんには、
医院の中の様子や
患者さんの声というのが
最高の判断材料になります。
患者さんの声を多く使って、
それを広めるようにしてみてください。
また医院の様子の写真も掲載すると思うんですが、
そういった場合には、きれいな様子の歯科医院の像として
まったく患者さんがいない医院の様子を
用意するということが普通なんですけど、
できればにぎわっている様子、
入り口に履物やスリッパがいっぱいあって、
「中には患者さんがいっぱいいますよ」
というような状況での写真があったほうが
いいと思います。
患者さんの顔は外すわけですけども、
そういった形で出すことができると、
かなりメリットがあるというか、
「ここの医院は常に込んでるよね」
というような評判になりやすいとされています。
ところで
「ドクターや医院のブランド力を高めよう」
というのが今日のテーマです。
診療内容や医院の様子が、
他の歯科医院と
どこが違っているのか。
USP(Unique Selling Proposition)
という言い方もするんですけど、
そういったUSPな分を幾つも上げてみましょう。
できれば、患者さんが目線で見たときに、
それが分かりやすい言葉で
説明できるといいかなと思います。
「私の医院は、こういうような歯科医院です」
とか
「私はこういった治療をやることが得意です」
とかっていうことを、
一言で患者さんに常に
説明ができるようにしておくと、
患者さんにとっては、
「この先生はこういう人なんだ」
「この医院はこの治療が得意なんだ」
というところが分かりやすく伝わるかと思います。
また、これをどうやって伝えるか。
その伝え方にも、いろいろあります。
患者さんに
自分や医院のメッセージを伝えるメディアを、
できれば持ちましょう。
患者さんは、
院長先生やドクターとの人間関係で
医院を選んでいる方というのが多いと思います。
もちろん
「近くて、通りすがりで来たんで、理由はないのよ」
という人もいるかもしれませんが、
長く続いている方は、
やっぱり自分の医院のメリットを感じてくれて、
そこが理由で来院してくれていますので、
人間関係を築けているから
来てくれているんだと思います。
ブログ、メルマガ、ラブレター、
患者さんへのメッセージとして、
私はこんなものを利用しています。
決して毎回は、商用に利用しないほうがいいと思います。
する場合ももちろんあるわけですけど、
それは違う、他のチラシをまた同梱するとか、
そういた形で本筋のメルマガだとか、
ブログでは、
決して売りをつくらない。
「医院のこんな治療が、こんな価格でやっていますよ」
なんてことを言わないようにしています。
今回の宿題です。
定期的に患者さんにメッセージを伝える
媒体をつくりましょう。
もちろんほとんどの方はすでに
持っていると思うんですけど、
今から、医院を始められたばかりの方
とかっていうのは、
なかなか新聞だとか、
そういったものを
発行できないままでいると思います。
媒体は何でも言いと思います。
メルマガでも、
新聞でも、
ラブレターでもいいと思いますので、
そういったものをつくってみてください。
本日は以上です。