大学で教えない歯科経営アカデミーNo10 値下げより割引メニューなどを使って、患者さんの声を取る

大学で教えない歯科経営アカデミーNo10
ついに10本目に突入しました。
本日は、
「値下げはだめ!割引メニューなどを使って、患者さんの声を取る」
というお話です。
前回の宿題で、
「自費メニューを患者さんに分かりやすいものにしましょう」
ということを言いました。
また「割引価格をつくるなら、
それに一定のルールづくりをしておくべき。
それを守って、この値段ですよということがきちんと
言えるというような体制をつくりましょう」
というお話をしました。
割引価格というのは、
モニターなどを使った場合には、
患者さんの声を集めることができます。
患者さんの声があれば、
信用度が増して、
より広告効果が上がってきます。
そのため、私は顔出しOKの人には,
50%の割引をオファーしたり、
あるいは「声だけ参加させてください」
といった方には5%程度の割引をしたり、
期間限定でこんな処置にには、
こういう割引なんていうこともすることがあります。
例えば、就職や入学の季節に
ホワイトニングキャンペーンを
新入生や就職した人に
安く提供したりしています。
またスタッフには、
本人利用や家族の利用時の
割引率を別につくっています。
スタッフが利用すれば、
患者さんはもちろん、
彼女の友人等への広告塔に
なってくれる可能性もありますので、
そこはあながち見捨てることはできない
ではないかと思っています。
意味のない値下げというのは、
できるだけやらないようにしています。
値下げというのは、
実はあまりメリットがあるものにはなり得ません。
売れないから価格を下げて
買いやすくするというのは、
皆さん、考えるんですが、
実は患者さん側にとっても、
あまりメリットのある、
魅力なものには映ってきません。
逆に、サービスを負荷して、
値上げをすることのほうが、
経済的には潤いますし、
人気があるから
定期的に値上げが
必ず起こることを文化にしている
歯医者さんも知っています。
すぐに値上げするから
早くやったもの勝ちだって思われたら、
患者さんからは喜ばれます。
「この医院はいつも値上げするから、早くやっとこう」
と思っていただくというのが、
私はいいんじゃないかなんて、
逆に思ったりしています。
当然サービスは、
向上していく必要があるんですが、
値下げよりは値上げというのを
軸に考えるよう
にしてみてください。
患者さんの声が取れるというのは、
ものすごく効力があることです。
医院の価値を伝えるのは、
患者さんの声です。
技術力のすごさというのは、
いくら自分がすごいと思っていても、
一方的な宣伝をしてもほとんど伝わりません。
信頼してもらうのには、
「この先生は本当にいつも私のことを思ってくれる」
というような患者さんの声が一番の魅力になります。
もちろんうそを書いてはいけませんが、
否定的な意見を集めて出す必要は全くありません。
最初から
「特に、こんなところを強調して言ってくださいね」
と言って、患者さんが
その通りにしゃべってくれれば、
さらにこちらの宣伝で強調していくことで、
自分たちの狙いに近づくことはできると思います。
今回の宿題です。
「患者さんの声を集めましょう」!
1週間以内に5人ほどでいいと思います。
できれば、1つの商品について、
商品、いわゆる診療科目ですね。
それについて、
5個ぐらいずつ取れるのがベストだと思います。
取り方というのも、
いろいろと私も考えたんですけど、
スマホを使ったビデオというのはどうでしょうか。
スタッフに撮影してもらえば、
対談形式でのおしゃべりを
することができます。
ただ1つだけちょっと注意しなくてはならないのが
音声!
iPhoneのマイクでは音が入りません。
マイクだけは別途に用意する必要があると思っています。
1000円程度で買えますので是非購入してみて下さい。
新しいiPhone7はコードがないからもうすこし高いかも?
患者さんが納得して
そのままウェブで公開してよければ、
われわれにとっては本当にうれしい限りです。
しかし声だけということであれば、
患者さんと一緒に撮った写真、
目線だけ外すなんていうことも
技術としてはあったりします。
また、声も駄目な場合は、
写真と書き起こしをやっていただいて、
その文章だけでも載せるようにしてみてください。
以上です。